主な内容
・巻頭言
「安全は仮設から」
(一社)日本労働安全コンサルタント会
顧問 伊藤 正人 氏
・建災防方式「新ヒヤリハット報告」の活用に
ついて
・第1回グローバルな視点から見る労働安全
・年少者が足場から墜落
・ヨクナル現場カイゼン
・Two steps forward, One step back
「Lumingon sa Pinang galingan
─ 夢の第一歩 ─(前編)」
ペリー・ジャパン㈱ 池嶋 明信 氏
《今月の表紙~インシャラー~神のみぞ知る~》
<アサヒ産業株式会社 宮東 良和 氏 執筆>
写真は2017年1月、エジプト・アラブ共和国のカイロ市街で古いホテルの改修工事に使われていた足場です。枠組足場の一種ですが、日本人におなじみの枠組足場とは違い脚柱の補剛材はなく、横架材が2本ありました。2本の横架材の隙間に木製の長尺足場板を挟むように置いていました。日本の足場と比べると、やや不安な印象を受けますが、そこはお国柄、「神のみぞ知る」といったところでしょうか。なお、現地の治安の悪さは想像よりひどく、空港では観光客目当てのタクシードライバー達に囲まれ、街では私の後についてくる怪しい人が列を作って、ピラミッドのある砂漠ではラクダ業者達に追い回わされました。エジプトに行かれる人は気を付けてください。しかし、ピラミッドから遠く離れた静かな砂漠の丘の上に座って、3時間以上もピラミッドを見ていると、何とも言えない感動がありました。