主な内容
・巻頭言
「未来に繋ぐ「自主対応型」の創る安全へ」
建設労務安全研究会 理事長 細谷 浩昭 氏
・認定基準の一部改正について
・Two steps forward, One step back
「どんなつらい道でも前に進む(後編)」
㈱シンニッタン 村上 ウィリアム 氏
・適用工場の好事例
・第1回再確認!仮設工業会の制度
《今月の表紙~ロンドン中心部におけるビル改修工事の足場》
写真は、昨年の7月にロンドン中心部にある英国仮設工業会(National Access & ScaffoldingConfederation(NASC))を訪問した際に、近くで見かけた足場を撮影したものです。英国の足場は、単管とクランプで組み立てられたものが多いですが、この足場も例にもれず単管とクランプで組み立てられた単管足場でした。作業床を高くとるために足場の脚部は2本又は4本組みとして斜材や梁枠で補強していました。英国では、歩道をまたぐように建てられた作業構台の上に本足場が組立てられているのをよく見かけます。作業構台を設置するために歩道などにはみ出ざるを得ませんが、歩道などの使用許可は簡単に取れるとのことです。公衆災害等を防止するため、関係者が協力する体制になっているようです。また、作業床は足場板が隙間なく敷き詰められ、建物と足場との間の隙間もほとんどなく、墜落災害、飛来落下災害が発生しないような構造に見受けられました。